ドバイの携帯電話事情
MIRAJ Management Consultants ニュースレター 2007年1月11日
読者の皆さん、新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。さて、数日前無事にドバイに戻ってきましたが、ドバイの寒さに驚き帰って早々風邪を引きました。ドバイは、年中暖かいというイメージをお持ちの方も沢山おられると思いますが、今のドバイの気温は、朝晩は11℃前後、日中でも23℃前後にしかなりません。一日に約10℃近くの温度差もあり、暖房設備のない(冷房のみ)家に住んでいることからこの環境に身体も直ぐに対応できなかったのでしょう。
さて、今回は携帯電話に付いて書きたいと思います。携帯電話は公私共々私達の生活にとってなくてはならない存在でありますが、日本とドバイでは、携帯電話の使用方法や考え方は大きく違うかと思います。日本人もドバイの人も携帯電話が大好きでかなり依存している部分があるという根本は同じかと思いますが、基本的な使い方や携帯電話に対する認識には大きな違いがあると思います。今回もそうですが、毎回日本に行って感じますことは、日本人にとって携帯電話はその本来の目的である電話という「話し」をするツールよりも、「話し」以外のメールの送受信、情報の収集(インターネット)、テレビをみる音楽を聴くなど直接電話の「話し」とは関係のない携帯に付随するコンテンツを利用するツールとしての役割を果たしていると感じます。ですから誰もが本来そうであるべき利用方法である電話機を耳に当てて話しをするのではなく、ただ黙々と画面を見つめ指をピコピコと動かしているという傍から見ると不思議な光景を目にします。
この背景には、電話をすること自体がなんとなくしづらい雰囲気や環境があるからではないかと思います。例えば、電車の中や一部の公共施設では話すことが規制をされていたり、場合によっては禁止されていることもあります。今回非常に驚きましたことは、ホテルのカフェーやレストランで携帯電話の使用を禁止しているところがあり、何時でも何処でも繋がるという携帯の本来の目的が意味をなさず違和感を覚えました。このように携帯電話の使用が規制されていたり、使いづらい環境でありますと、何時でも何処でも繋がるという本来の用途に矛盾が生じ、何のために携帯電話を持っているのかわかりません。携帯電話の一番の役割及び便利性は、何時でも何処でも繋がり会話をすることが可能であるという事であり、これが出来ないのであれば携帯電話を持っている意味もなくなります。これは、私見であり理由は定かではありませんが、私の印象では日本では携帯電話で話しをするという部分に関しては一部制限をしたり、使いづらい環境があるのは事実ではないでしょうか。このことが、本来の電話の用途である「話し」をするということよりも、日本では「話し」以外の部分が発達し、電話という機能が一次的なものではなくそれ以外の機能の使用を重視している原因ではないでしょうか。ですから、本当は電話で話しをしたいのだが、会話が出来る環境ではないので、しかたなくメールをしているというのであれば、本末転倒であります。このような現象は、日本特有のものであり、携帯電話で話しをせず、黙々と画面を見つめ指をピコピコと動かしているという光景は、日本以外の国では見たことはありません。
さて、ドバイでは正に日本とは逆で、これだけ話すことがあるのかと思うぐらい、誰もが所構わず夢中になって話しをしています。電車はありませんが、車の中、ホテル、レストラン、歩きながらと皆が話しをしています。多くの国では、運転中の携帯電話による会話を法律で禁止していますが、ドバイではもちろんそのような法律もありません。また、電話を耳に当てて話すことはかっこ悪く、こちらから見ればこっけいでありますが耳に変な装置を付けてワイアレスで話しをしたり、わざわざイヤホンを付けてハンズフリーで話すのがドバイ流で粋です。日本のように画面を見ながらピコピコと指を動かしているという人は誰もいなく、携帯電話の本来の目的である純粋に「会話をする」ということのみです。携帯電話の使用を禁止や制限している場所は、私の知る限りなく、唯一フライト中の飛行機の中のみですが、これもエミレーツ航空は世界に先駆け、フライト中も携帯電話が使用できる初のエアーラインを計画しており、今年中にはエミレーツのフライトであればそこも携帯可能ゾーンになります。
もう一つのドバイの携帯電話の特徴は、基本的に全てのビジネスは携帯電話で行われることです。以前このメールマガジンでも一度お伝えしたかと思いますが、ドバイの人の名刺には必ず携帯電話の番号が明記され、相手に連絡をとる場合、会社の固定電話にかけるのではなく、直接本人の携帯電話にかけます。これは、相手の地位や相互の立場関係なく電話でのコンタクトの場合は携帯です。受付や秘書などを通さず直接相手と話せ、直ぐに繋がることからも、これは非常に合理的で時間のロスもないスピーディーなビジネス慣習かと思います。
MIRAJ Management Consultants
福田 一郎
今回のビジネス情報
ドバイは、2月2日まではショッピングフェスティバルで、モールでの色々なセールや、購入金額に合わせてクジが貰え、高級車などの豪華商品が当たりますが、今回、DAMACの商品は何とプライベートジェットです。
毎年、DAMACはフェスティバル期間中同社の不動産を購入するとポルシェやベンツなどの高級車をプレゼントしていましたが、今回は、
ステュディオ、1ベットルーム、事務所の場合は、ジャガーのX-Type
2ベットルーム、3ベットルームの場合は、ジャガーのS-Type
ペントハウスの場合は、ジャガーのXJR
が貰えます。更に、購入者全員抽選にて、現金又は500万ディラハム(約1,5億円)相当の同社のコンド又はプイベートジェット機(Eclips 500)が当たります。
物件の購入をお考えの場合は、同期間中(2月2日まで)にされることを勧めます。
メール配信の中止、又は弊社へのご連絡は
miraj@mailme.ae
からお願いします。
http://www.dubai-consultant.com/
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